《備忘録》イノベーターのジレンマ 経済学的解明
イノベーションのジレンマには3つの経済学的理論が存在する
その3つは互いに綱引きのように引っ張っているように見えるが、分析してみるとここが独立して各要素になっている。その三つというのは
1.共食い
2.抜け駆け
3.能力格差
垂直差別財におけるイノベーションは比較的既存の企業がになっている
同質財におけるイノベーションは既存企業では起こりにくく、新規参入が担っている
破壊的イノベーションとは
→新規企業が既存企業を飲み込むことで業界を変化させることである一覧の流れを指す
1.既存企業は、積み上げてきた大口顧客の要望で既存の技術で製品を作っている
2.そのため、新規技術開発が軽んじられる
3.そうしている間に次世代技術の実用性が高まる
4.やがて大口顧客も新製品を要望するようになる
5.しかし、既存企業は技術がないので答えられない
6.新興勢力に取られる
破壊的イノベーションの3つの理論
共食い
→代替性が高い製品ほど共食いをする
カーニバリゼーション
置換効果が見込めない
→イノベーションの種類
プロダクト、プロセスイノベーション
漸進的、急進的
同質財、差別財
抜け駆け
→既存企業が新規企業に市場を取られる前に
市場を独占すること
→買収や参入のハードルを高くする
完全競争と不完全競争
世の中には不完全競争が大半なのでゲーム理論でないと分析できない
業界に参入しているライバルが少なければ
不完全競争が起きる
→お互いの出方で損得が発生する
ライバルは少ない方が良い
能力格差
→静学と動学
近視眼と千里眼
→結果はどうであれ、動学的に物事を見て予測することが重要
資本とは貯めるのに時間がかかる資材